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世界最強の猛毒生物ランキング10 毒性1位はまさかの意外な生物

有毒生物というと何を思い浮かべますか?一般的にタランチュラやサソリが有名です。確かにサソリやタランチュラも猛毒を持っており、刺されると危ないです。

しかしこの世界ではあまり知られてないが、最強の猛毒を持った生物が多数います。それらの生物に比べればタランチュラなど毒性が強いとは言えないのです。

写真付きで載せていますので、該当種と思われる生物をみたら絶対に触ったりしないでください。日本に生息する生物も存在しますので、知っておくことでリスクヘッジにも繋がります。

世界の猛毒生物ランキング

毒性の強い生物を1位〜10位までまとめましたのでご覧ください。今回まとめたのは毒性であって獰猛性などは抜いたランキングとなっておりますのでご了承ください。

猛毒生物ランキング第1位:マウイイワスナギンチャク

マウイイワスナギンチャクは世界一強い毒を持っている生物として有名です。名前の通りハワイのマウイ諸島の浅瀬に生息しています。ただバカンスなどで訪れるようなところではなく、マウイ島のハナ海岸など自然が多く残っている秘境に生息しています。

サンゴ礁1つの直径は3.5センチと大きいものではありませんが、浅瀬に生息しているため間違えて踏んでしまったらと思うと恐ろしいです。

マウイイワスナギンチャクの毒はパリトキシンという猛毒で、これは0.2グラムで人間の致死量になる青酸カリの約8000倍なので少しでも毒が人間の体に入ってしまうと助かる確率は少ないでしょう。

症状は心臓や血管の収縮と赤血球の破壊で窒息してしまいます。また刺されてしまうと当然ですが自分では泳げなくなってしましますので溺れてしまいます。

以前ハワイの大学生がこのマウイイワスナギンチャクの上を泳いで通っただけで、全身の筋肉痛や痙攣が止まらず数日間の入院が余儀なくされたので、刺されなくても危険というのは他の猛毒生物と一緒と考えてはいけないですね。

関ジャニのありえへん∞世界で紹介された事件でイギリスのマシューズ1家が熱帯魚を買ったところ水槽にマウイイワスナギンチャクが混ざっており、マシューズさん1家は全員意識不明で倒れてしまったという事件もありました。

日本では考えられないことだと思いますが、海の生き物は全体的にあまり知られていないことがありますので、海に行った際はなんでもかんでも触ってしまうのは良くないでしょう。

猛毒生物ランキング第2位: ゴウシュウアンドンクラゲ

ゴウシュウアンドンクラゲは別名キロネックスと呼ばれる殺人クラゲで、オーストラリアの海水浴場では注意を促す看板をちらほら見かける。

毒性は成長したゴウシュウアンドンクラゲは1匹で、成人男性60人分の致死量があり刺されてしまうと最悪3分でなくなってしまいます。血清はあるものの、海の中で刺されてしまうと溺れてしまう前に陸にあげられるかどうか、あげられたとして3~15分の間に血清を打てるかどうかですので無くなってしまうケースも非常に多いです。

難しいのは毒を持っている職種に触らないことなのですが、ゴウシュウアンドンクラゲは大きいもので職種が4.5メートルにもなるので、回避は非常に難しいです。

症状はまず非常に激しい痛みが出てきて、そこから皮膚の壊死、視力の低下、呼吸困難、そして心停止へと繋がっていきます。助かってもゴウシュウアンドンクラゲが絡みついたあとは非常に長く残ります。

日本にも同じ種類で毒性が強いクラゲがいます。それはハブクラゲです。キロネックに近い毒性をもったクラゲで生息地は沖縄近海です。毎年何人もの人がハブクラゲに刺されていますので沖縄の海に入る場合は注意しましょう。

こんなに恐ろしいゴウシュウアンドンクラゲにも天敵はいます。なんで?と思うかもしれませんがアカウミガメです。アカウミガメはなぜかキロネックスの毒が効かず、餌として食べられてしまうのです。キロネックスは泳ぐ速度が一般的なクラゲに比べ以上に早いのですが、これはアカウミガメから逃げるために進化したものと考えられています。

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猛毒生物ランキング第3位: ズグロモリモズ

この鳥は大変強い毒をもっている鳥でパプアニューギニア周辺に生息しています。毒を持っている鳥は非常に珍しくパプアニューギニア周辺に5種類確認されています。

この鳥に毒があることが分かったのも1990年で世界最初の有毒鳥類でしたので、知られてないだけでまだ多くの種類がいるのかもしれないと言われています。

毒性はホモバトラコトキシンという神経毒で、0.1〜0.3mgと極微量で人間の致死量に達してしまうことから非常に危険な毒鳥といえます。

日本人でなかなかこの鳥と出会う方はいないといないと思います。またあくまでも護身用の毒であって捕食用の毒ではありません。捕食するのも小さい昆虫などですので人間を襲う確率は非常に少ないでしょう。

原住民は昔、この鳥の毒を矢の先に塗って狩りをしていたと推測されます。

パプアニューギニアにいる毒鳥6種(1種は毒なし)の総称をピトフーイと呼ぶのですが、これはズグロモリモズが甲高い声で「ピットフ~イ!」とさえずるのが由来とされています。このチャーミングなさえずりと可愛らしい見た目から毒鳥だが人気があるみたいです。

猛毒生物ランキング第4位: モウドクフキヤガエル

モウドクフキヤガエルは南米のコロンビアに多く分布している猛毒ガエルです。主に熱帯雨林に生息し全身黄色の見た目から小さいながらも発見しやすさは抜群です。

特徴的なこの鮮やかなカラーは警戒色でこの警戒色が鮮やかな生物はどの生き物も相当量の毒を有しており、モウドクフキヤガエルはそのトップに君臨する生物です。

名前の通り、先住民族は弓の矢尻をモウドクフキヤガエルの肌に擦り付け毒を塗り、獲物を狩っていたと言われています。この毒を塗れば象ですら1本の矢で仕留めることができます。

毒性は最強の神経毒と言われるバトラコトキシンで0.05mg体内に入ってしまうと筋収縮で心臓が止まってしまいますのでコロンビアの熱帯雨林でこのカエルに触ってしまうと助かる確率は極めて少ないだろう。

南米の熱帯雨林なのでまずお目にかかる生物ではないが、もし鮮やかなカエルを見た際には手では絶対触らないようにしよう。鮮やかなカエルはほとんど毒性を持っており、その強さは毒蛇などのメジャーな有毒生物の比ではありません。

このカエルは日本では規制されておらずペットとして飼うことも可能です。他にも青く美しいカエルなど鮮やかなカエルがヤドクガエル科は多いですが、どのカエルも猛毒がエルですのでペットとして飼育するときは注意が必要です。

猛毒生物ランキング第5位: ハブクラゲ

ハブクラゲは日本の海に生存する猛毒クラゲです。日本では主に沖縄に生息しており触手に触ってしまうと刺され、最悪助からないことがあります。

発生時期は5月〜10月で沖縄ではハブクラゲ発生注意報が毎年出せれていますので、確認をしてから海に入りましょう。クラゲは夏の終わりに大量に発生する傾向がありますので、9月などは特に危ないでしょう。

一般的なクラゲは傘を使い進むのに対し、このクラゲの特徴は傘を使わないで自分で泳げるということです。餌を求めて30センチ程度の浅瀬にも来ますので、お子様が刺されてしまうケースが一番多いのでお子様がいる方はクラゲを見ても絶対に触ってはいけないと念を押して伝えましょう。小さいお子様は重症化するケースが非常に高く、重症化しなくても刺された後はかなり長く残るでしょう。

キロネックスと比べると毒性も弱いですが、このクラゲは傘の部分が15センチ程度で触手が1.5メートル前後となかなか気づかず、触手だけ見てクラゲと分からず触ってしまう人が多いです。

沖縄の海は綺麗で仲が見やすいので、このクラゲがいた場合は海に入るのを見合わせましょう。もし刺されてしまった場合に有効なものはお酢で患部にかけると、毒の進行を遅らせる効果がありますので、その間に病院へ運びましょう。

猛毒生物ランキング第6位:カバキコマチグモ

カバキコマチグモは日本に全域に多く生息している猛毒グモです。海外では死亡例もありますが、まだ日本では死亡例はありません。毒自体は非常に強いのですが1度にそれほど多く毒を刺さないので猛烈な痛みがあります。

生息場所が特殊でイネやススキなどイネ科の植物が多く生えている場所を好んでいます。そういった場所に行く際は長袖長ズボンでいかれることをオススメします。

毒性は神経毒でセロトニン、カテコールアミン、ヒスタミン、スペルミンと様様な毒の複合毒です。クモの毒でもアナキラフィシーショックでの死亡例もありますので十分に注意をしてください。刺されてもほとんどの場合は亡くなることはありませんが、非常に激しい痛みが数週間続きます。

通常は久村などに生息しておりますが、たまに家に入ってきてしまうという報告があります。カバキコマチグモの体調は1~2センチで漢字で樺黄小町蜘蛛と書く通り、黄色い体をしていますので黄色く小さいクモを見つけたらネットで毒蜘蛛がどうかを調べましょう。

昨今たまに話題に上がヒアリより身近で強力な毒を持っている生物です。ニュースなどでは話題になりませんが市区町村では毎年注意を促しているところも多いので、特に夏はクモを発見した際は注意しましょう。

猛毒生物ランキング第7位:カリフォルニアイモリ

このカリフォルニアイモリは名前の通りアメリカのカリフォルニア州沿岸部に多く生息しているイモリであり、イモリとしては世界最強の毒を有しています。強い有毒生物は見た目がカラフルで、発見したときに毒性の判別が簡単ですがこのイモリの警戒色は腹面に出ますので発見しても判断がつきません。

毒性はフグの毒で有名なテトロドトキシンで青酸カリの1000倍の猛毒です。カリフォルニアイモリの猛毒は護身用の毒になりますので襲ってくるということは少ないでしょう。しかし体から毒を出しますので、触ってしまうと非常に危ないです。

カリフォルニアイモリが産卵期には池などに子供を産むことがありますが、卵から大量のテトロドトキシンが出ているため池の生物は全滅するほどだとのことです。

このイモリは日本でもペットとして売っていますが、ペットとしてはかなりレアでカリフォルニアイモリの生息地は自然保護区で滅多に入ってこないのだとか。かわいい見た目で人気もありますが、やはり猛毒ですのでペットにする際は注意が必要です。

このイモリに会うことはないと思いますが、強い毒をもつ生物は体の一部が警戒色になっていることが多いので、警戒色の生物をみたら見た目が可愛くても触るのは避けましょう。

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猛毒生物ランキング第8位:アンボイナガイ

アンボイナガイは太平洋やインド洋の暖かい海に広く分布しており、このイモガイも日本に多く生息しております。

イモガイは全ての種に猛毒があり、恐ろしいのが海に本当に数多く生息しているということです。私も海で素潜りをしている時に綺麗な貝だなと思い拾ったら、地元の方がすごい慌てて「貝を離せ」と言われその後にかなり怒られたのを覚えています。

この貝だけは日本で海に入る際は知っておかなければいけません。もちろん貝なので人間のスピードで泳いできて刺されるということはありませんが、私のように貝を綺麗だなと思い持ち上げてしまった場合は指してきます。

イモガイは縦長の貝で、貝の先端から針で指してきます。私は先端ではなく腹を掴んでいたので刺されませんでしたが、先端を掴んでしまうとまず刺されるでしょう。

アンボイナガイの毒性はコノトキシンという神経毒で、強さはサリンの10倍もの強さを持っており成人男性30人分を殺傷能力をほこる猛毒を持っています。この毒に対する血清はなく、刺されてしまった場合は患部からできるだけ心臓に近い位置で縛り血を止めて毒を吸い出します。その後に病院での手当てとなります。症状はめまい、歩行困難、呼吸困難、血圧低下で数時間後に心臓停止となってしまうケースが多い。

沖縄ではこの貝をハマナカーと呼んでおり、理由は浜の半ばあたりで亡くなってしまう場合が多いことからである。英名ではCigarette snailであり、意味は刺されて亡くなるまでに煙草一服くらいの時間しかないと意味だ。

綺麗な縦巻貝を海で見ても、絶対に触らないようにしよう。

猛毒生物ランキング第9位:ヒョウモンダコ

ヒョウモンダコは日本でも確認されいる猛毒タコで暖かい海の沖縄や九州で確認されてきましたが、最近では神奈川県などでも報告されており日本全域で気をつけなければいけない猛毒生物です。

他のタコとの違いは大きさと警戒色で、大きさは10センチ程度ですのでサイズがかなり小ぶりです。また警戒色ですが自分の身の危険を感じると、青い蛍光色の斑点模様が体に浮かび上がってきますので当てはまるタコをみたら逃げましょう。

毒性はテトロドトキシンで青酸カリの1000倍の猛毒で、体内に入ると亡くなってしまう可能性も多くあります。しかしヒョウモンダコは唾液に毒がありますので、身の危険を感じた際に噛んだり、吐いたりと毒を出しますがなかなかタコに噛まれることは少ないと思います。

最近の研究では筋肉や体の表面にも毒性があるということがわかりましたので、唾液腺をとって食べる方がいるようですがやめた方が無難です。また海で見つけても触らないで逃げましょう。

よく聞くのが釣りをしていてなぜか釣れてしまうというのです。たまに蛍光色が出ていないこともあるそうなので、10センチ前後のタコがかかってしまった場合は手で針を外すのでなく物を使って針を外しましょう。外すものを持っていなかったらめんどくさいですが糸から切ってしまいましょう。

このタコはペットとしても人気で4000円前後で販売されています。水槽などではあまり気をつけることはないと思いますが、手の上に直接載せるのは避けましょう。万が一噛まれしまった場合に命の危険があります。

猛毒生物ランキング第10位:インランドタイパン

インランドタイパンはオーストラリアの内陸部に多く生息しております。この毒蛇はとても攻撃的で見つけた場合は真っ先に逃げなければいけません。大きさも大きいもので3.4メートルにもなり、これは同じコブラ科の中でもキングコブラやブラックマンバについで大きい種類となりスピードや筋力も凄いので発見したら全力ダッシュです。

毒性は神経毒に加え出血毒や溶血毒で成人男性100人を殺傷できる猛毒を持っています。噛まれてから30分ほどで早ければ亡くなってしまいます。最近は血清があるので時間が間に合えば命は助かりますが、噛まれた箇所は石のようになってしまい使用ができなくなってしまいます。

この蛇に噛まれる被害者は毎年50~100人前後のようで、インランドタイパンがいそうな場所に入る人は血清を持っていくことが多いみたいで、最近は亡くなってしまうケースは少なくなってきているようです。

この蛇は毒がなくても非常に強いのに対し、さらに猛毒ですので陸地の生き物では最強の部類に入ります。以前動物園の虎と対決した挙句虎は鼻から出血し、口から泡を吹いて亡くなったという事件もありましたので、見つけたら観察しないで逃げてください。

これはインランドタイパンだけに限らず、日本にいるハブやマムシ、ヤマカガシといった毒蛇でも同様です。毒蛇かどうかの区別がすぐつく人は少ないと思いますので、蛇をみつけたらすぐに逃げましょう。その上で保健所等に連絡です。

有毒生物に出会った際の対処法

基本的にはどの有毒生物に出会っても絶対に触らないを守ってください。有毒生物は基本的には身を守るために猛毒を持っていますので、相手が危険と感じなければこちらに危害を加えることは少ないでしょう。

しかしヘビなどは狩りのために毒を使います。また獰猛で生き物とわかると人間だろうと襲ってきます。なのでヘビには近寄らないようにしましょう。

もし見つけたのが超近距離で目があってしまってる場合でも逃げましょう。背中を見せると襲ってくると聞きますが、ヘビは視力が悪く基本臭いや味をチョロチョロ出している舌で感じています。

日本に住んでいる人でしたら注意しなければいけないのは「イモガイ」で綺麗な貝が多いので知らずに拾ってしまう子供が非常に多いです。必ず海に入る子供には注意を促してください。

この記事のまとめ

世界の猛毒生物ランキングをまとめてみましたがいかがでしか?あまり知られていない有毒生物もいたと思います。

同じ種類でもほとんどの種類では毒を持っていない生物も多くいます。自分の身を守るための毒を持っている生物のほとんどは警戒色が体のどこかに入っていますので、鮮やかな色がどこかにある生物は有毒生物ではないか?と疑った方がよいです。

なかにはネットのペットショップで売っている有毒生物もいますが、ペットとして飼うのはあまりオススメしません。もし何かの拍子に逃げてしまい、知らない人に危害が加わってしまったらと思うと恐ろしいです。

最後までこの記事をご覧いただきありがとうございました!

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